災害時医療のぼり旗掲出訓練の実施
11月も終わりに近づき、益々寒くなってまいりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
この頃は少し、小さな地震が起こる頻度が増えたように感じられますね。
当院でも、万が一の事態に備え、災害対策訓練を定期的に行っております。
10月は、25日から27日の間、「災害時医療のぼり旗掲出訓練」を実施いたしました。
横浜市では、震度6弱以上の大規模震災発生時、被災を免れ診療・開局が可能な医療機関・
薬局は、その目印として「診療中」「開局中」と記載されたのぼり旗を掲出し、
診療・開局することとしています。
旗は赤・黄色の二種類に分かれていますが、どのような意味を持っているのか、
皆様はご存知でしょうか?
これらの旗は、災害時にけがをしてしまったとき、
負ったけがの重症度に応じ、どの医療機関を受診すればよいかを表しているのです。
当院は、黄色の「診療中」の旗を掲出しておりますので、
「生命の危険はないが、入院が必要」である、中等症のけがを
負った場合に受診する災害時救急病院ということが分かります。
他にも、
もし「入院する必要がない軽症のけが」であれば
黄色い旗を掲出する診療所(クリニック)を、
「命の危険がある重症のけが」であれば
赤い旗を掲出する災害拠点病院を選ぶといったように、
受診の目安になっておりますので、
ぜひ災害時の医療機関選びにお役立てください。
地震は屋内外を問わず、けがを負ってしまう可能性が高い災害です。
地域が行う災害対策の確認を忘れず、非常事態に備えましょう。
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