緩和ケアについて

厳しい暑さが一段落してきている今日この頃です。
先日当院では、月1回の勉強会を実施致しました。

今回のテーマは、「緩和ケア」です。
緩和ケアと聞くと、あなたはどんなイメージを持ちますか?
日本人のほとんどの方が、もう患者様は末期の状態と考えているようです。












しかし、本来の意味とは違います。

WHOが2012年に定義している内容。

生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、
痛みやその他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に発見し、
的確なアセスメントと対処を行うことによって、苦しみを予防し、和らげることで、
クオリティー・オブ・ライフ(QOL:生活の質)を改善するアプローチである
と定義されいます。

上記文章内のどこにも末期という言葉がありません。













緩和ケアを行うのに、経験年数は関係ありません。
患者様のその人らしさを第一に考える事が、緩和ケアの始まりであり、
がん患者だけに対するケアではありません。
時期に合ったケアや関わりをすることです。
一人では出来ません、現場に居る看護師一人ひとりが実践できます。

本日勉強したことの少しでも日々の業務に生かせることがないか探すことも
非常に重要です。毎月の勉強会でスキルアップを行っていきましょう。

今後も、赤枝病院の様々な風景をこのブログで紹介させて頂きます。

コメント

人気の投稿